ファンタスティック・ビースト 黒い魔法使いの誕生(原題:Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald)をアマゾンプライムで見ました。
実は私はこの映画が好きで劇場でも2回見ました。
今回アマゾンプライムにも(有料ですが)出たので、早速見ました。情報量、重厚感、構図の美しさ、どれをとっても素晴らしい映画です。
以下、ネタバレです。
リタ・レストレンジ
個人的に今作で最も印象に残ったのが、リタ・レストレンジです。
謎めいて悲劇的でセクシーで、魅力的でした。
レストレンジ家はハリー・ポッターシリーズにも登場する純血の名家ですが、リタという名前はおそらく初耳ですね。純血のレストレンジ家らしからぬ「変わり者」だったようですが、今作で語られた出自からすると納得できるかもしれません。
今作のハイライトの1つと言える、ペール・ラシェーズ墓地でのクリーデンスの出生を巡る謎解きですが、狭い墓所で会話だけで物語が進行していて、まさにJ.K.ローリングの小説(特に終盤の謎が解き明かされるシーン)を読んでいるかのようでした。原作者が脚本を書いているだけあって、非常に小説的な映画になっています。
また、この映画は、主人公が大人なこともあって、非常に大人の映画に仕上がっていると思います。その雰囲気により一層深みを与えているのが、ゾーイ・クラヴィッツ演じるリタ・レストレンジの悲しげな雰囲気なのかな~と個人的には思ってます。
リタ・レストレンジは死んだのか?
リタは今作から満を持して登場した主要キャラクターのはずだったのですが、、グリンデルバルトに攻撃されあっけなく死亡してしまいました。。魅力的なキャラだっただけに実は生きていて次回作に出てくることを願ってしまいますね。。
一応再登場の根拠としては、リタだけがグリンデルバルトの杖で直接攻撃を受けたので、他の人とは違う結果(死なずにどこかに飛ばされたとか)になっていても不思議ではないかな、という望みがあります。
ただ、今回見直してみてやられた時のエフェクトが他の死亡した人と似ていたので、その線も薄いかもしれませんが、、。
リタの「I love you」について
このシーンも印象的でした。
このシーンですが、、
・ニュートがアップで写る。
・次にリタがコチラを見て「I love you.」と言う。
・向こう側を向いたカメラがニュートとテセウスを映す。
という流れになっていて、
完全にリタがニュートに向けて言ったと見せかけて、次にニュートとテセウスを映すことで、ああ、そうか、婚約者はテセウスだった!普通ならテセウスに向けて言ってるよね、、、でも、これ多分ニュートに言ってるよね!?
という観る側への感情の揺さぶりがすごいシーンになっています ( ;∀;)
脚本について
今回、ついにグリンデルバルトが正面切って表れて、ファンタスティックビーストシリーズが、ただかわいい魔法生物達とキャッキャウフフする映画ではなく、グリンデルバルトとダンブルドアという大魔法使い二人による、歴史的な対決を描く映画だったことが分かったわけですが、もうとにかく情報量が多く、たくさんの謎を残して終わりました。
個人的には 、このあたりの複線の回収については、原作者のJ.K.ローリングが脚本を書いてるだけあって、ほとんど心配していません。
おそらく、次回、次々回で今回提示された謎がきれいに回収されることと思われます!
これがシークエル三部作のスターウォーズだったら、逆に脚本には全く期待せずに空気感だけ楽しむことになったと思いますが、、(;^ω^)
タイコ・ドドナスの予言の書をめぐる謎
今回、ナギニ、マクゴナガル先生、マクラーレン、ヌルメンガード城など、色々な気になるワードが出てきましたが、最も注目すべき謎は、タイコ・ドドナスの予言の書になるかと思います。
直訳すると、
A son cruelly banished 無残に追放された息子
『ファンタビ』新作の気になる10の疑問!
Despair of the daughter 娘の絶望
Return, great avenger 偉大な復讐者が帰還する
With wings from the water 翼と共に水から
になるようです。
これをリタの兄、ユスフの解釈では、
A son cruelly banished 無残に追放された息子 →息子:クリーデンス
Despair of the daughter 娘の絶望 →娘:リタ
Return, great avenger 偉大な復讐者が帰還する 偉大な復讐者:ユスフ
With wings from the water 翼と共に水から →海から戻った大ガラス:クリーデンス
となっているかと思います。
この解釈は外れたわけですが、、
よく聞いてみると(僕の英語の聞き取りが拙いだけかもしれませんが、、)
彼の解釈には不自然さがあります。
後半の部分は、
Return, great avenger with wings from the water で一文と考えたほうが自然と思いますが、ユスフは
A son cruelly banished
と
With wings from the water
をつなげて解釈して、船の沈没から助かったクリーデンスと結び付けているようです。
結果的に、クリーデンスはレストレンジ家の子ではなく、予言はレストレンジ家とクリーデンスのことを指していなかったことが判明しましたが、おそらくこの予言は今後別の誰かを指していたことが判明すると思われます。
また、推理小説的なスタンスで行くなら、第二話が終わった現段階で頑張って考えれば予言の内容を予想できる可能性も高いと思われます。
これに関しては、もうすこし考えてみたいと思います!!(^^♪
個人的に、
Return, great avenger with wings from the water は水系の羽の生えた魔法生物(ファンタスティックビースト)のこと、もしくはそれに乗ってる人を指してるのか~なんて思っています。そうなると偉大な復讐者はニュートになっちゃいそうですが。。(;^ω^)
クリーデンス=アウレリウス・ダンブルドア?
この辺は、ちょっと分からなすぎるので、次回作を待ちたいと思います!(笑)
この映画は構図の美しさや、画面の緊張感の出し方など、個人的に好きなシーンがすごく多いのですが、そのあたりのことは、また別の機会に書いてみたいと思います!!
コメント
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