古き良き時代は滅び去る。ゲーム・オブ・スローンズ最終回感想

3.0
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先ほど、GOT(ゲーム・オブ・スローンズ)最終回を見終わりました。

以下、ネタバレになります。

なんというか、よくまとまった最終回でしたね。

個人的には、ジョンの旅立ちとスタークの兄弟のお見送りに、そこはかとなく” target=”_blank” rel=”noreferrer noopener” aria-label=”ロード・オブ・ザ・リング (新しいタブで開く)”>ロード・オブ・ザ・リングの終わりを重ねてみてしまいました。

GOTの終わり方について、妻と少し話をしましたが、、

もし、あの最終回になにがしかのメッセージを見出すとするなら、、なにか、民主主義は正義的なこと、もしくは人々は何かを学び取るという事でしょうか?

個人的には、
七王国の領主が集ったあの場で、サムが言った民主主義的なこと、(民が王を直接選ぶほうがいいのでは?)、ティリオンが言った血縁によらずに王を決めよう、というようなことになにか正しさや希望を感じられなかったという事があります。

過去、人類は過ちや虐殺をたびたび起こしてきて、そのつど正しくあろうとルールを作って修正を重ねてきたことは、まぎれもない事実かと思います。
その結果、民主主義があり、資本主義があり、現代社会があることも事実だと思います。

で、その中で暮らしている僕はというと、格差の広がった社会で、非常にブラックな企業で働いており、その日頃のストレスをゲースロを見て晴らしているわけですが、、

端的に言ってしまえば、
彼らが最終的により近代、現代に近い考え方を最後に選択したことで、彼らの未来、結果が生きにくい現代につながるような気がしてすこしつらかったんですね。

物語の多くがそうなのかもですが、英雄が活躍した古き良き時代は滅び去り、現代的で理性的な社会が現れる瞬間は、ほんとうに寂しさを感じてしまいます。
例えば、ロード・オブ・ザ・リングや、もののけ姫、風の谷のナウシカ、千と千尋などのジブリの物語はそういうものが多いですし、、物語を見終わって現実に引きもどされるような気がするんですね。

で、今、なぜ僕が30近くにもなってまだ物語、特に現代につながらないファンタジーやSFを求めているのかと考えてみると、単純化していってしまうと、割と世の中が正しくなかったという事に気が付いてしまったんだと思うんですね。

ここまで金銭的な格差が広がっている社会で、現代社会が正しくあろうとしてきたことの無意味さみたいなものを結構感じているというか。。。だから正しくあろうとするよりも、何か欲望に忠実でリアルな人間らしいGOTはある意味正しいというか、こんな正しいふりをした現代よりもよっぽど信頼できるというか、そんな気持ちで見ていたのかもしれません。

だからGOTにおいて、現代へのつながりを感じてしまう結末は、例えばティリオンのような人にとっては今までの行動が報われた結末だったのかもしれませんが、僕の求めていたものとは少し違っていたような気がします。

ではどんな結末が良かったかというと、
例えばブランが王に就任してすぐ誰かに刺されて死ぬとか、あれだけ戦ってあれだけ死んだのにだれ一人懲りてないやんっていう感じでもよかったのかなー、なんて思いました。 (;^ω^)

Game OF Thrones についてはもうすこし別記事にて感想を書くかもですが、最終回を見て、悪くはなかったですが、個人的な感想を短くまとめてみると以上になります。

あと、やはり個人的にはGOT的なGOTはシーズン5で終わっていて、6、7、8はけっこう少年漫画的な王道展開で、これはこれでいいのだけど、シーズン1~5のような凄みはないよな、というのは思っていました。好きな回はBattle of Bastardだけど!!GOT好きだけど!!

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ゲーム・オブ・スローンズ 鉄の玉座


あ、あと、サンサが玉座につくという予想は外れちゃいましたね~~(^^♪

 

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